御在所岳 下山

前述の通り、本来ならば登山コースは様々用意されているのですが、
通行止めで下山コースを選ぶ余地なしって感じでした。


しかし、来る道を戻るのはボクのポリシーに反するので避けました。
仕方なく、下山道入り口に「中級」と書かれた一ノ谷山道を選択しました。


これが悲劇の始まりでした。


ボクは高所恐怖症ではないと思っていますが、
それでも高いところは好きではありません。
なので、上を見る登山より、下を見なければならない下山は苦手です。


今回の下山道の名前には「谷」とついています。
しかも「中級」です。
ボクはバカです。


止めておけばいいのに、来た道、知った道を帰ればいいのに、
何故かこういうところだけ冒険してしまい、
結局、超ビクビクしながらの下山となりました。
しかも、一瞬ホントに危ない瞬間がありました・・・汗


しかも、こんなコースを下山する人は少なく、
途中まで誰も見当たらなかったので不安倍増です。


しかし、途中、聞いたことのある鈴の音が聞こえました。
登山コースでボクの前を歩いていたオジサンでした。
彼はカバンに鈴をつけており、ずっとリンリン鳴らしていました。
ボクは彼に「リンリンおじさん」と名前を付け、
下山中、必死に後を追いました。


結局は一人ですが、他人だろうが近くに人がいれば安心です。
リンリンおじさんの後を追い回し、
かなり速く無事に下山することに成功しました。


しかし、悲劇はこれだけではありませんでした。
下山したといっても、コースから抜けただけで、
バス停まで行かなくてはなりません。
そこで道に迷いました。
全然違う道をひたすら歩き、
知らぬ間にバス停からどんどん離れていました。


リンリンおじさんのおかげで下山できて安心したのか、
かなり油断してました。
あと花火大会のせいで時間的に焦っていました。


道を間違えたことに気付き、
近道を発見したので急いでその道に飛び込むと、
思いっきりクモの巣に引っ掛かり、
クモの巣だらけになってテンションだだ下がり。


こんな道通れるか!と、来た道を引き返しました。
結局、工事のオジサンに道を尋ねてやっとこさ本来の道に。


というわけで、1時間ほど無駄にし、
湯の山温泉バス停に到着。
クッタクタで帰りましたとさ。


ちなみに花火大会にも間に会いました。
侮ってましたが、意外と凄い花火大会で、感動しました。
自然の神秘も良いですが、人工物も捨て難いです。


でも自然の神秘の方が好きです。