琵琶湖1周の旅 白髪神社〜比良駅(2日目)

湖西は結構地味な道が続く。
というか、結構琵琶湖から離れるため単調。
でもサイクリングロードが整備されているため走り易い。


そんな中、白髪神社に到着し、写真を撮ってサヨウナラ。
またひたすら南に進む。
するとファームマートと呼ばれる直売店に到着した。
そこでは何故か、ぜんざいが売られていた。


駐車場をフラフラしていると、ぜんざい屋さんのおばあちゃんに、
「兄ちゃん、ぜんざいどうや?自転車こいだらお腹すくやろ。」
と言われ、「じゃあ一杯下さい」ということで、休憩。
非常に柔らかい餅が入った暖かいぜんざいを頂いた。美味。


ぜんざいを食べたのは、もう3時頃だったか。
おばあちゃんは1日で琵琶湖を回って来たと勘違いしたらしく、
「琵琶湖1周やろ?速いなぁ」と言ってきたので、
正直に「2日目です」と残念な答えを返した。


「ごちそうさま」と言い残し、ぜんざい屋さんを後にして、比良駅を目指した。
というのも、以前に武奈ヶ岳に登山に行った際に、
比良駅前の売店に寄って、というか売店のおばあちゃんに寄らされて、
名水を分けてもらったのを思い出し、今回も貰おうと思い立った。


そして、比良駅売店に着き、中に入ると相変わらずのおばあちゃんがいた。
しかも、何故か店員でもないのに前回もいたオッチャンもいた。
何故あのオッチャンは毎回いるのだろうか、何者だ・・・汗


売店で「おにぎり下さい」というと、
おばあちゃんは「中で食べて行き!」と強い口調で言った。
そのつもりだったので、中でおにぎりを食べることにした。


前回もそうだが、売店のおばちゃんとオッチャンはマイペース。
もう会話も平和そのもので、ハチャメチャなトークが始まる。
それを聴きながらおにぎりを頬張りました。


そして、「夏にも来たんやけど、覚えてますか?」と尋ねると、
悲しくなるくらいに覚えていませんでした。
「前回3人で来て、名水を薦められたんですけど」と食い下がると、
「私は誰にでも薦めるからな〜笑」と。


諦めて、またおにぎりを食べていると、
今度はオッチャンが奈良漬を薦めてきた。
食べてみると、結構美味だった。


そして、食べ終わると、またオッチャンが、
「もう1箱、おにぎり作ってもらっとけ、
それで、それを道中で食べろ、そうしろ、な!
んで、名水持っていけ、ここの水は・・・」
と、前回も聴いた名水が正式に検査・認定されたものであるという話をした。


「じゃあ、そうします」
ということで、おにぎりと水を手に入れた。


あと、オッチャンが、
「今度は彼女を連れて来い!」と唐突に言いだし、
「いないです」というと、
「作らんかい!俺でもおるぞ!嫁もおるし彼女もおる!」
こんな土地に来てまで、恋愛の話かよ!と思った。
でも、最近その手の説教を頻繁に食らう、もうそんな歳か。


おばあちゃんに「また来てな」と言われ、
「はい」と社交辞令を残し、再び南に向かい進んだ。
でも、多分また行くやろな、あの売店、そんな気がする。