鈴鹿峠から名古屋市へ

鈴鹿峠を越えると延々と下り坂。
ホントにこれでいいのか。このまま下り続けていいのか。
この道が間違ってたら、この坂道を逆走・・・
とは思いつつも、軽快に坂道を降りる。
膝も大分休ませることができた。


鈴鹿峠を越えると、そこは亀山。シャープの亀山。
でもシャープの工場に立ち寄る暇は無い。
立ち寄ったところで何も無いけど。
てことで、更に四日市に向けて進み続けました。


そこでゲームオーバー。ついに雨が土砂降りになりました。
すぐに歩道橋の下に隠れたけど、雨が止む気配も無く、
仕方なく最善の対策をして自転車を走らせました。
対策といっても上着を着るのと、頭にタオルを巻くのと、
帽子をかぶるくらいしか手は無かったけど。


それからは、ずぶ濡れで自転車を漕ぎ続けました。
ここで吹っ切れました。もう濡れることを恐れることは無い。
もうこうなったら名古屋まで行ってやる!
てか名古屋に行かないと東横インが無い!
ってことでヤケクソで名古屋を目指す。


四日市に着いてもガン無視で名古屋を目指す。
何か知らんけど名古屋が無茶苦茶遠く感じました。
進んでも進んでも名古屋に着かない。
この間に2回コンビにで道を尋ねたけど、
毎度親切に教えてくれました。


やっとこさ名古屋入りをしたものの、
名古屋の市街地を目指してたボクにはゴールがまだまだ先。
コンビニで道を聞いて、間違わないように進みました。
途中で落し物をしたりして逆走したりもしましたが、
ついにコンビニで教えてもらったツインタワーってのが目に入りました。
ちなみに地元の人間は名古屋駅って「メイエキ」って言うらしい。


ずぶ濡れで東横インに到着して、チェックイン。
東横インは数箇所あったけど、もう一番近くのに即決。
こんなずぶ濡れな不審者を泊めてくれるなんて心の広い宿屋です。
この後は、お風呂で身体を温めて、近所をぶらっとしてから寝ました。
次の日も過酷な旅になるとは考えもせず、深く眠りました。