甲山

近いようで遠い、遠いようで近い、母校の本キャンパスに行って来た。
そして、図書館の利用手続きをした。
利用者カードを作るのに1000円が必要なことは知っていたが、
更に証明写真が必要であることを知り、愕然とした。
何故か、イライラした。


せっかく行ったわけやし、仕方なく証明写真を撮った。
一回で600円という破格、泣きそうになった。
結局、図書館の利用手続きに1600円という破格の金額を要した。
こんな図書館、聞いたこと無い。


ただ、あの図書館は、それだけの価値がある。
蔵書の数は、他の追随を許さない、大袈裟か。
ただ、この歳で、あのキャンパスを歩くのは耐え難い。
あの初々しい雰囲気と、ファッションレヴェルの高さ。


瞬時に、三●キャンパスの者と勘繰られていそうで怖い。
実際は三●キャンパスの者ですらないが。



で、そんな雑用も適当に済まし、甲山に向かった。
この辺で有名なラーメン屋か甲山か迷ったが、
折角の晴天やし、気分転換も兼ねて自然と戯れることにした。


生協でおむすび3つとお茶を購入し、適当な方向に出発した。
甲山は初やったから、適当に坂になった方向に進み、
見事、甲山森林公園に辿り着いた。
俺の第六巻も捨てたものではないと思った。


甲山を丸ごと観れる広場に行き着き、そこでおむすび3つを食べた。
鮭ハラミ醤油焼が非常に美味だった。


で、せっかくなので甲山山頂にも行った。
登山下山よりも、登山口を探し当てる方が時間がかかった。
その登山口を探すのも、散歩気分で非常に気持ちが良かった。
ピリッとした冷たい空気と、青く広い空が清々しかった。


10分で登り、10分で下山し、絶景を堪能して満足したので、
再び甲山森林公園を通ってキャンパスに戻った。
その途中で、イノシシを観た。
最初は犬かと思ったが、よく観るとイノシシで、
短い脚を使ってトコトコと必死に歩いていた。
通路を通り、林に消えて行った、非常に愛らしい。


最後に、生協で「おいももなか」を食べて帰った。
そして、市立図書館にて本を借り、読みながらいつの間にか寝てしまった。