記録８『２日目：大津→甲賀』
前回の自転車旅行で一番辛かった区間です。
車だらけで、殺風景で、
大きな町も無くて不安やし、
この状況が延々と続くし、
四日市に出る前に「鈴鹿峠」があるし。
しかも、前回はこの時点で膝が痛くて辛い思い出しかありません。
しかし今回は余力を残していたし、
延々と続くことも知っていたし、
時間にも余裕があったので、
心配なのは自転車の故障くらいでした。
琵琶湖にも寄らず、ひたすらに四日市へ向かいました。
途中、結構凄い雨が降ったので、
鈴鹿峠直前に道の駅『あいの土山』で休憩しました。
ここで茶ソバを食べて、お茶（無料）を飲み、
少しだけ横にならしてもらって、
変なおっちゃんと絡んで、体力を回復しました。
鈴鹿峠は登りよりも下りが怖いです。
急な斜面を重力に任せて下りまくり。
ブレーキが心配になる程です。
しかも雨が降っていたので、
滑らないか非常に心配でした。
雨が止んだので、チャンスと思い一目散に峠を登り、
下りが続くところまで行きました。
鈴鹿峠は大阪→東京の場合は楽ですが、
東京→大阪の場合は地獄です。
ボクが恐怖と戦いながら下っていると、
東京方面から自転車で登ってくる人を数人見かけました。
その中の一人が、
「この道で合っているのか？
この斜面は何処まで続くのか？」
って感じの凄く不安そうな目でボクを見てきました。
道を聞かれるかな？と思ったけど、
ジーっと見てくるだけで何も言われなかったのでスルーしました。
「こんにちはー」とか言う勇気は無いので。
こけること無く峠を下りきり、
四日市に着いたら、最初の土砂降りに遭いました。
これは進めんと思い、携帯のwebで最寄の銭湯を探し、
近くのスーパー銭湯に突入しました。
